☆☆☆
「穂香は幼稚園の頃の出来事って覚えてる?」
休憩時間中、あたしはふと気になって質問していた。
「あたしは保育園だったよ」
穂香がゲームを起動していたスマホから視線を上げて言う。
「そうなんだ。みんな、仲良かった?」
「どうだったかなぁ? 子供の頃って結構みんな色々な子と遊んだりしてたかも」
「その、遊んでた子から、変なことを教わったりした?」
あたしの質問に穂香は怪訝そうな顔になった。
「そりゃあ少しはそういうこともあったかもしれないけど……エマちゃん、なんかあったの?」
付き合いの長い穂香は、エマとも何度も会っていて一緒に遊んだこともある。
「うん……ちょっとね」
あたしは曖昧な笑顔で頷いた。
「ナナカが気にするくらいのことを教わってきちゃったってことかぁ」
「まぁ、そうだね……」
昨日のエマを思い出すと、どう考えてもおかしかった。
いつものエマじゃないと感じて、恐怖すら抱いてしまったのだから。
「穂香は幼稚園の頃の出来事って覚えてる?」
休憩時間中、あたしはふと気になって質問していた。
「あたしは保育園だったよ」
穂香がゲームを起動していたスマホから視線を上げて言う。
「そうなんだ。みんな、仲良かった?」
「どうだったかなぁ? 子供の頃って結構みんな色々な子と遊んだりしてたかも」
「その、遊んでた子から、変なことを教わったりした?」
あたしの質問に穂香は怪訝そうな顔になった。
「そりゃあ少しはそういうこともあったかもしれないけど……エマちゃん、なんかあったの?」
付き合いの長い穂香は、エマとも何度も会っていて一緒に遊んだこともある。
「うん……ちょっとね」
あたしは曖昧な笑顔で頷いた。
「ナナカが気にするくらいのことを教わってきちゃったってことかぁ」
「まぁ、そうだね……」
昨日のエマを思い出すと、どう考えてもおかしかった。
いつものエマじゃないと感じて、恐怖すら抱いてしまったのだから。



