「こらエマ。貴久君はエマと遊ぶために来たんじゃないのよ?」
リビングへ戻って来たお母さんがそう言うのであたしは慌てて止めた。
「お母さん大丈夫だよ。貴久も、エマのことが大好きだから」
「でも……」
お母さんはそれでも貴久のことを気にかけている。
せっかく遊びに来てくれたのに、幼児の世話をさせたんじゃ申し訳ないと思っているのだろう。
だけど今回はエマに用事があって来たのだ。
「エマちゃんはお絵かきも上手だんだね」
エマは十分にお人形を自慢した後、今度は自分の書いた絵を自慢しはじめた。
お絵かき帳の中には家族の絵が沢山描かれている。
「これも! これも描いたの!」
なにを言っても褒めてくれる貴久に気を良くして次から次へと自分の作品を見せるエマ。
すっかり打ち解けている2人。
そろそろ本題に入ってもいいかもしれないと思い、あたしは近づいた。
リビングへ戻って来たお母さんがそう言うのであたしは慌てて止めた。
「お母さん大丈夫だよ。貴久も、エマのことが大好きだから」
「でも……」
お母さんはそれでも貴久のことを気にかけている。
せっかく遊びに来てくれたのに、幼児の世話をさせたんじゃ申し訳ないと思っているのだろう。
だけど今回はエマに用事があって来たのだ。
「エマちゃんはお絵かきも上手だんだね」
エマは十分にお人形を自慢した後、今度は自分の書いた絵を自慢しはじめた。
お絵かき帳の中には家族の絵が沢山描かれている。
「これも! これも描いたの!」
なにを言っても褒めてくれる貴久に気を良くして次から次へと自分の作品を見せるエマ。
すっかり打ち解けている2人。
そろそろ本題に入ってもいいかもしれないと思い、あたしは近づいた。