穂香が恐る恐るという様子でエマに聞く。
「さっきの電話の相手だよ」
ユミコさん。
その名前をエマが口にするのは2度目だった。
1度目は理香先生がいなくなったとき。
そういえば、理香先生がいなくなる前にも昔のスマホが突如出て来たんじゃなかったか?
そこまで考えて、あたしは左右に首を振って考えをかき消した。
穂香が怯えている中、そんな風になんでもかんでも関連付けて考えるのは良くない。
余計に穂香を怯えさせるかもしれない。
「どうして相手の名前を知ってるの?」
「穂香、エマは適当なこと言ってるだけだから」
あたしは穂香にそう言い、エマの手を引いて寝室へ急ぐ。
「電話に出なきゃ、何度もかかって来るよ」
あたしがエマの体を寝室に追いやりドアを閉める寸前、エマは穂香へ向けてそう言ったのだった。
「さっきの電話の相手だよ」
ユミコさん。
その名前をエマが口にするのは2度目だった。
1度目は理香先生がいなくなったとき。
そういえば、理香先生がいなくなる前にも昔のスマホが突如出て来たんじゃなかったか?
そこまで考えて、あたしは左右に首を振って考えをかき消した。
穂香が怯えている中、そんな風になんでもかんでも関連付けて考えるのは良くない。
余計に穂香を怯えさせるかもしれない。
「どうして相手の名前を知ってるの?」
「穂香、エマは適当なこと言ってるだけだから」
あたしは穂香にそう言い、エマの手を引いて寝室へ急ぐ。
「電話に出なきゃ、何度もかかって来るよ」
あたしがエマの体を寝室に追いやりドアを閉める寸前、エマは穂香へ向けてそう言ったのだった。



