2人で家に戻って玄関を開けた瞬間、暗闇に2つの目玉が浮いていて危うく悲鳴をあげそうになった。
玄関から差し込む月明かりでボンヤリとエマの姿が見え、あたしは大きく息を吐きだした。
「どうしたのエマ。眠れないの?」
そう問いかけながら家に入り、鍵をかける。
「電話に出なきゃダメだよ?」
突如言われた言葉にあたしは動きを止めて幼い妹を見つめた。
一瞬背筋が寒くなったが、さっきの着信音が聞こえて目が覚めてしまったのだろうとわかった。
「起こしちゃってごめんねエマ。もう大丈夫だから寝ようね」
そう言って両親の寝室へエマを連れて行こうとする。
エマは大人しくあたしの後ろをついて歩きながら「ユミコさんからの電話には出なきゃダメなんだよ」と、繰り返した。
その言葉にあたしは立ち止まり、振り向いた。
エマは無表情であたしを見上げている。
それはよく知っている自分の妹でありながら、なにか違う生き物のように見えて気味が悪かった。
きっと、真夜中の暗闇にいるせいだと、自分自身に言い聞かせる。
「ユミコさんって……?」
玄関から差し込む月明かりでボンヤリとエマの姿が見え、あたしは大きく息を吐きだした。
「どうしたのエマ。眠れないの?」
そう問いかけながら家に入り、鍵をかける。
「電話に出なきゃダメだよ?」
突如言われた言葉にあたしは動きを止めて幼い妹を見つめた。
一瞬背筋が寒くなったが、さっきの着信音が聞こえて目が覚めてしまったのだろうとわかった。
「起こしちゃってごめんねエマ。もう大丈夫だから寝ようね」
そう言って両親の寝室へエマを連れて行こうとする。
エマは大人しくあたしの後ろをついて歩きながら「ユミコさんからの電話には出なきゃダメなんだよ」と、繰り返した。
その言葉にあたしは立ち止まり、振り向いた。
エマは無表情であたしを見上げている。
それはよく知っている自分の妹でありながら、なにか違う生き物のように見えて気味が悪かった。
きっと、真夜中の暗闇にいるせいだと、自分自身に言い聞かせる。
「ユミコさんって……?」



