@YUMI KO

ほんの1分の距離が永遠のように長く感じられ、到着した時には背中にジワリと汗が滲んできていた。


夜にゴミ出しをした時はまだそんなに集まっていなかったのに、もうゴミ収集所の中はパンパンだった。


朝忙しい人たちは、みんな前の番からゴミ出しをするのだろう。


あたしはゴミ収集所のドアを開けて中を確認した。


「どれだろう……」


随分下の方に埋もれてしまったかもしれない。


燃えるゴミじゃないから生ごみの嫌な臭いはしないけれど、代わりに大きなゴミ袋が多くて1つ1つが重たかった。


「ナナカは休んでて」


穂香がそう言い、自分でゴミ袋をかき分け始めた。


その表情は真剣だ。


「大丈夫。あたしも手伝う」


そう答え、あたしは懐中電灯でゴミ袋を照らして、自宅のゴミを探したのだった。