──いつまでも、そばで見ていたいけど。 潤が立ち上がり、鞄を肩にかけ、まだ寝息を立てている真依の顔を見る。 「俺、──そろそろ帰るわー」 俺は真依のことを好きなんだけど、 真依の気持ちは、 どうなんだろう──。 俺のこと、好きかな? 真依の時々見せる表情が 俺を不安にさせる。 俺が一番大好きな真依、 じゃあ、また、明日──。