俺が離れたくねぇんだよ

そりゃそうか·····。

見知らぬ他人が突然家にやって来て一緒に生活してるんだもんね·····。

パパママ、蜜は夜李くんと仲良くなれるでしょうか。


「夜李、みっちゃんにこの家からの学校の行き方教えてあげな」

「は?なんで」

「行き方知らないでしょ。それにみっちゃん可愛すぎて誘拐されてもいけないし。ボディガードしな」

「めんどくさ·····だる·····」

「1日500円」

「乗った。チビ早く支度しろ」


お金につられた夜李くんに急かされて、私はご飯を胃にかきこんだ。

むせながらも、ママさんに見送られ夜李くんと一緒に家を出る。

背の高い夜李くんと背の低い私。

歩幅が違いすぎて距離がだんだん遠くなっていく。

振り向いてくれない夜李くんに追いつかないとと、必死に早歩きをする。

すると突然夜李くんは立ち止まって、私は勢いよく夜李くんの背中に突撃した。


「いった·····」

「ふっ」

「·····へ?」

「超馬鹿面」


私の顔を見た夜李くんは暴言を吐きだしたと同時にまた歩き出していく。