俺が離れたくねぇんだよ

ただ同じ気持ちなのかなって知りたくて。

そしたら少しだけ気持ちが軽くなる気がして。

返事を待ったけど、やっぱり夜李くんは何も言わない。

それがまた私の寂しさを強くさせる。

風で乱れた髪の毛を整えようと、握り締めた手を離そうとした時だった。

突然抱きしめられて、夜李くんの顔が見えない。

困惑していると、夜李くんは私の頭を撫でていました。


「言わなきゃわかんねぇの?」

「聞きたかっただけです·····」

「とんだわがまま女だな」

「夜李くんも負けてないよ?」

「うるせ」


夜李くんが笑ってる気がした。

それだけで私も嬉しくなっちゃって。

離れがたいよう·····。

しばらくずっと抱きしめあってた。

夜李くんの体温が伝わって、少し冷たい潮風もへっちゃら。

なんだけど、いつまでこうしてるんだろ·····。


「よ、夜李くん?」

「ん?」

「もうすぐ帰らないと·····」

「まだいい」

「でも·····ここでずっとこうしてるのも·····」

「うっせ。俺が離れたくねぇんだよ」


文句あっか、ってありません!!

私もできるならずっとくっついてたい·····。

はぁ、夜李くんタンクが満タンです。