俺が離れたくねぇんだよ

お土産屋さんでは可愛いイルカのストラップを発見。

お、おそろいしたい·····。


「これ可愛いね夜李くん!」

「別に」

「えっ·····」

「これは可愛い」


それはタコさんだよ?

タコさんは足がいっぱいで気持ち悪いのに·····。


「蜜と同じ」

「え!?どこが!?」

「キスするとゆでだこになる」

「そんなことなっ、」

「ほらなったろ」


だから不意打ちのちゅーはダメなんだってば!!

満足そうな顔する夜李くんを見るとまぁいっかってなっちゃうけど·····。

結局おそろいのタコさんストラップを購入して、近くの海が見える公園に来た。

潮風が頬に当たって港から去る船を眺めた。

ボーッという音がなんだか少し寂しくて、私は繋がれた手をギュッと握り返した。


「寂しいなぁ」

「なんで」

「毎日一緒にいられなくなるもん·····」

「·····だな」

「夜李くんは、寂しい?」


顔をのぞき込んだ。