夜李くんが後頭部をガシガシ掻いててまたため息をこぼす。

そして深く息を吸った後、真っ直ぐに目が合った。


「1回しか言わねぇからな!耳の穴かっぽじってよく聞け!」

「は、はい!」

「蜜が好きだ!俺と付き合え!」


夜李くんの精一杯の告白だったんだと思う。

だって耳真っ赤っかなんだもん·····。

ドキューンだよ·····。

可愛い夜李くんに心臓を持ってかれて、もう夜李くんしか見えません。

ギューってされてもうプシュー·····。


「えへへっ」

「笑うな馬鹿」

「嬉しいんだもーん」

「馬鹿にしたからお仕置き」


体が離れて唇を重ねる夜李くん。

気持ちの入った初めてのキス·····。

好き好き好き〜·····。


「ギューってして?」

「ん」

「夜李くん好き!」

「知ってる」


大好き!!