夜李くんにお付き合いしようって言われてないってことはまだお友達?

ちゅーしちゃてるけど·····?

え、私と夜李くんってどういう関係ですかあああああ。


「もしかして、付き合ってないの?」

「えっと·····まだお友達なのかも·····」

「ほんと!?」

「う、うん?」

「じゃあ一回僕とデートしてください!」


聖くんが頭を下げてます·····。

デートなんてしたことないよう。

それに私は夜李くんのことが好きだし·····。


「一回だけでいいから!お礼ってことで!」


半ば強引に(?)約束してしまいました。

助けてくれたお礼なんて言われたら断れないよ·····。

よ、夜李くんに言うべきだよね·····?

お家に帰って、夜李くんの部屋のドアをノックした。

中から返事が聞こえてソロリと失礼します·····。


「遅かったじゃねーか。どこで道草くってたんだよ」

「先輩に呼び出されたの·····」

「ほー。気の毒に」

「心配してくれないの?」

「生きてんじゃん」


そうだけど!?