夜李くんの遊び人のうちの1人にはなりたくない。

それだけは思ってるけど·····。


「好きになったらダメなんですよね?」

「ダメとは言ってない」

「夜李くんのキスはドキドキします」

「そりゃどーも」

「今してほしいとは言ってませんよ!?」


なぜかキスの体制に入っていて。

暗闇の中で夜李くんがキスをした。

一瞬抱きしめられてもう心臓爆発。


「蜜の唇が好きなのかも·····」

「んっ·····」


と、溶けちゃう·····。

蜜って呼ばれてくすぐったい。

夜李くんのこと、好きかも·····。

月明かりに照らされて何度キスをしたかわからない。


「もうダメダメ!」

「は、なんで」

「ちゅーばっかりで唇しびれちゃう!」

「じゃあこの先してもいいわけ?」

「どうしてそうなるの!?」


夜李くんに操を捧げる日なんて想像つきません。

きっと夜李くんのことだから強引なんだろうなぁとか思っていると、また唇を奪われた。