明らかに動揺していて、そんな様子を見て私はわけがわからないでいる。

私は夜李くんを好きにならないって約束したけど、夜李くんが私のことを好きになったらどうなるんだろう?

ふふー。

そっかぁ、夜李くんが私のことを!

なんてつけ上がってたら、夜李くんがちょっと来いって私を2階に連れ出しました。

来たのは夜李くんのお部屋で、暗闇で表情がわからない。

どうしたらいいかわからないでいると、夜李くんの少しハスキーがかった声が聞こえた。


「満たされるんだよ」

「えっ·····?」

「お前とキスすると満たされた」

「夜李くん·····?」

「なんで俺がハマってんだよ·····」


不本意そうなその言葉は私には全然ピンと来なくて。

夜李くんのつぶやきをただそばで聞く。


「本気にさせたいって思ったこっちがマジになってて超ダセーの·····」

「好き、なの?」

「·····お前は、どうなんだよ」

「私?」


え、私って夜李くんのこと好きなのかなぁ?

わかんない·····。