ただ可愛いところもあるんだなぁって思っただけですよ!

夜李くんは口が悪いし手が早いし、買った荷物も持ってくれない悪魔で正直苦手だけど、ちょっとずつ夜李くんの印象に変化が出てきた。

なんて思った矢先。


「チビにみくびられるとかないわ」

「へっ·····?」

「俺に従ってればいんだよ」

「え、待って!ココ外です!」

「家ならいいのか変態」

「そういう意味じゃないです·····!」


簡単に私の唇を奪う夜李くん。

外が暑いせいか、一気に体温が上がる。

これで2回目のキス。

不意にしてくるからガードしきれない。

免疫のない私の顔はきっと真っ赤。


「よかった?」

「怒ってるんです」

「は?」

「勝手にされて嬉しくないです!キス魔の夜李くんなんてキライ!」

「へー」


ドキドキばっかりさせて!!