その後はおいしくフレンチトーストをいただいて、まったりソファで午後を過ごそうと思ったその時。


「夜李くんどこか行くの?」

「なんで言わなきゃなんねぇ?」

「ちょっと気になっただけです·····」

「気になんだ」


は!!

こ、これは変な意味じゃないもん·····。

夜李くんどっか行くんだ·····ってただ思っただけなんだもん·····。

好きだからとかじゃないです!


「どうぞ、行ってきてください!」

「着いてこれば?」

「へ?」

「財布持ってこいよ〜」


一緒に行っていいの·····?

言われた通り財布をしっかりとカバンにしまい、私は夜李くんの後を追いかける。

ジャージの夜李くんだ·····。

スタイルいいし顔はカッコいい。