なんて勝手に解釈していると、夜李くんがこれまた盛大なため息をついた。


「調子狂う」

「調子·····?」

「やめた。もう何もしねぇから安心すれば」

「へ?」

「下来いよ」


ポケーッとしてたなんて言うまでもなくて。

いつの間にか夜李くんも目の前からいなくなっちゃってて。

しばらく経って言う通りに1階まで降りれば、キッチンの方から何かを焼いている音が聞こえてきた。

おいしそうなにおいもする·····。


「そこ座ってろ」

「朝ごはんですか?」

「お前の餌作ってやってんの」


私は犬じゃないんですが·····。

なぜか朝ごはんを作り出した夜李くんの行動がつかめない。

大人しく座って待ってると、できあがったフレンチトーストが目の前に置かれた。


「これは·····」

「フレンチトーストだろ」

「私に?」

「だから餌付けだって」


むーっ!