残念ながら夜李くんはまだいて·····。

なぜかあの·····私の方のカーテンを開けてこちらのテリトリーに入ってきています·····。


「悪趣味だな」

「ち、違います!」

「盗み聞きしてたじゃねーか」

「これは不本意で·····!」

「信じろって?」


数え切れないくらい頷いた。

ポーカーフェイスの夜李くんは、顔色変えずこちらをただただ見下ろしてくる。

たぶん信じてないよね·····。

ていうか、私のこと認識してる?

女の子はみんな同じ顔って思ってるんじゃなかろうな·····。


「よ、夜李くんはいつもこんなことしてるんでしょうか·····」

「こんなこととは」

「へっ!?そ、それは·····」

「言えねぇってことはチビは処女」

「なっ!」


一瞬でバレて恥ずかしい!