先生につられてクラスのみんなも一斉に笑い出す。

恥ずかしいよ〜!

そう先生は、私の身長を小馬鹿にして来るのです。

ひどいんだよぉ·····。

なんとか背伸びをして答えを書いたけど、できあがった字はヨレヨレ。

それにも笑う先生。

穴があったら入りたいです!

「はい、合ってるね」

「失礼します·····」

「古澤に俺の身長わけてやりてぇな〜」

くれるものならくださいな!

プンプンだよ。

友達いわく、この恒例行事が終わった後の私の顔がむくれているとか。

そんなこと知りません!

だって先生ひどいんだもん。

身長低いの気にしてるのに!

数学の授業はいつも、モンモンとして終わっていくから内容の理解が難しい。

それなのに、今日に限って最後に小テストするの!?

「小テストって普通最初じゃないの?遊佐ちゃん」

「つべこべ言わずにやれー」

「えー」

ほんとにえーだよ!