2人に相談してもいいのかな·····?

あーでもでも!

普通の子は先生のこと好きになんてならないよね·····。

「·····てなわけなのですが」

「それをなぜ弟に聞く?」

「他に誰もいなかったんだもん!」

「ちびのくせに、いっちょ前に先生のこと好きなのかよ」

「やっぱりこれは好きなの!?」

「そうじゃねぇの?けど普通に叶わなくね?」

はい、ごもっともです·····。

帰宅後、一つ下の弟夜李〈ヨリ〉くんに相談してみましたが、やっぱりな答えが返ってきてガックシ。

夜李くんは私と違って恋多きくんで、よく家に極上に可愛い女の子を連れてくる。

我が弟ながらすごすぎる。

今日は珍しく女の子は連れてきてなくて、代わりに1人でひたすらゲームしてる。

「夜李くんは、どうして彼女と付き合ったの?」

「好きって言われたから」

「好きって言われたら付き合うの?」

「フリーだし断る理由なかった」

「夜李くんは好きなの?その子のこと」

「知らね」

知らないの!?

やだ、私と夜李くんおんなじじゃん!

て思ったけど。

「小宵みたいに好きの感情知らないわけじゃねーからな。勘違いすんなよ」

同じじゃなかったみたいです。

仲間がいなくなった。

結局、気が散るからって夜李くんには部屋を追い出されるし·····。

お姉ちゃん泣いちゃうぞ。