そのまますねて何も話さなくなった
香奈さん。
何なんだよ…。
側って…。
あれから香奈さんの家に1日泊まり、
次の日には施設に行った。
着くなり庭にいた園長先生に
声をかけられた。
「光輝くん!本当にありがとう!」
「え…?」
「昨日、警察署の署長さんが来て、
報告してくれてね」
嬉しそうに施設の中に案内してくれた。
「それで?今日はわざわざ
報告しに来てくれたのか?」
「あっ…いや」
「…あぁそうか。
もう事件は解決したから愛莉ちゃんを…」
「はい。俺もいろいろと忙しくて」
「…愛莉ちゃんはそれでいいのか?」
「…うん」
「じゃあ仕方ないな」



