ブラジルの音楽。

ユエ・テルミ(学生)はブラジルのクラシック音楽を聴いている。ステレオシステムで。

工学部の宿題の最中だ。

「雨が気持ちよく降っているときの音ね」
とユエ・テルミ。ブラジルの音楽。

スグリにケータイでメッセージ。

良い音だった。

音は雨。
雨は音だった。

そういえば、学食は今夜はマトンのシチューだろうか?

ユエ・テルミは文芸というものを読みたい、とそう感じる。

今日という一日があって、明日という苦労もあるはず。

だからこそ、だ。
文芸というものを読みたい、とそう考えたのは。
ユエ・テルミは学食の薄いスープを思い出す・・・