今ごろはオルセーヌ・オルファンがクルマを運転しているはず。

港町であるセイランで起きた大規模な停電で電気自動車やハイブリッドカーが急派されていた。

あ。

あたしはユンファだ。


「電気システムに頼った都市は停電リスクに弱い」とあたし。

「それでも「ぼくらは都市を愛していた」というわけさぁ」とスグリ。少年めいた女子。

「そうね。
そうだと思う」とあたし。

お祭りがある。

巫女姫テトがいる神社にお饅頭をもっていく。
首都南町だ。

「テトー」とあたし。社務所だ。

「こ、これはお饅頭で御座いますね」と出てきた巫女姫テト。

お茶が用意されている。