クローバー

「ただいま。」

茉莉は帰って来る。

「パパは?」

茉莉は聞く。
母は、

「荷物取りに行ってる。これから一緒に暮らすんだよ。」
「本当に!?」

茉莉は嬉しそう。

「数日中に、今、住んでるアパート引き払ってくるって。パパは茉莉と暮らすの楽しみにしてるわ。」
「茉莉も楽しみ。」
「…。」

茉衣には迷い。それは遥紀の親。二人を別れさせた人。茉衣は、遥紀の家族を気遣っている。
7時頃、遥紀が帰って来る。

「パパ。」

茉莉は遥紀に抱き着く。

「茉莉、ただいま。」

甘える茉莉、抱く遥紀。
食事をとり、ソファーに座り、だんらん。
遥紀と茉衣は寄り添って座っている。遥紀のひざの上には茉莉がいる。

「茉莉、いいなぁ。ママも甘えたい。でも、茉莉なら許しちゃう。」

茉莉と茉衣はキス。


「パパ、一緒にお風呂にはいろ?」

茉莉は遥紀を誘う。
遥紀は嬉しい。

「い…いいの?」
「うん。パパと入りたい。」

にっこり笑う。


お風呂。
初めての喜び。
茉莉は、小さくても、少しずつ成長している。
茉莉は遥紀の背中を流す。

「ありがとう、茉莉。」


遥紀に添い寝してもらい、眠る茉莉。
茉莉がすやすやと眠ると、茉衣と二人きり。

「茉衣。愛してる。」

囁く。


寝室。遥紀は茉衣を押し倒す。
キス。
愛撫、
舐める。
茉衣の身体は濡れてくる。

二人は激しく、抱き合う。

「あっ…あぁ!?」

茉衣の喘ぎ声。
遥紀は、

「忘れた時なんてなかった。」

「私もよ、遥紀。」

ギシギシ!

ベッドが軋む。

二人は変わらない情熱に身を任せる。


次の日、茉莉が起きると、横には遥紀が。(遥紀は、早めに起きると、茉莉が眠っている部屋へ)

「おはよう、茉莉。」


夜、その日も茉衣と遥紀は抱き合っていた。

「茉衣、これをあげる。」

遥紀はペンダントを出す。
四角いシルバーのプレートに、”M”いう文字。

「お揃いだ。”M”は茉莉の”M”だ。二人の宝物だ。」

「はい。」


ずっとペンダントを付けている遥紀。

「彼女か?」