名前がないない ないないあの子
何処から来たのか知らないし
どんな顔かも知らないし
どんな声かも知りはしない

でもね でもね
すれちがっちゃったかわいい君に
確かに感じたあの温もりに

かわいい かわいい
かわいい君に

スベスベのほっぺと
暖かい首筋に惚れてしまったの

許してね

許してね

私の声は醜くて
私の顔は醜くて
私の全ては醜くいから
久しぶりに降りた下界の君に恋したの

ごめんね ごめんね
此処は汚くてじめじめしてるでしょ
でもね 大丈夫
そんなのすぐにわかんなくなっちゃうよ

綺麗な体

綺麗な瞳

私にちょうだい
そしたら、私は君に釣り合う子になれる

だって、かわいい君には
   かわいい私でいなくちゃだからね