太陽の笑顔、月の涙

「っ! いつからそこに!?」


全然気が付かなかった
伊達に総長やってるわけではないから、気配を察知することなんて容易なはずなのに


あいつは俺たちに気付かれることはなく俺の話を聞いていたってところか


いたみが見られない金髪を靡かせた博樹はククっと癖のある笑い声をこぼした
太陽に照らされ反射した金髪はやけに眩しかった


「ずぅっといたぜ? なるほどなぁ、話は聞かせてもらった。」





「なぁ、伊織。
お前は緋織と何を話すつもり?」




その質問をした時の博樹の顔は、先程の悪戯の見つかった少年のような顔から、今にも人一人殺してしまいそうなほどの険しい顔へと変わった