太陽の笑顔、月の涙


そういえば厳しい目線を向けていた女は一転して表情を緩めた


「お願いしますね。彼が苦しむように。」


そう言った女はそのままたかそうな車へ乗り込み去って行った


憎しみは人を狂わせるってか


美人だった先程の女も、憎しみを抱いた今は美しいままのはずなのにどこか醜い部分が出てしまった


パソコンを立ち上げこのエンターキーを押すだけ


それだけで人の人生は簡単に狂わせることができる


誰かに包丁を突き立てるのも、誰かを轢き殺すのも


ほんの一瞬


簡単なものだ


このパソコンのエンターキーを押して人の人生を社会的に終わらせることも


人一人なんて小さいものだとしみじみと感じる