太陽の笑顔、月の涙

由紀side



「博樹も緋織もさ! 一回僕のいる飛陽においでよっ! 族には入ってないんでしょぉ?」



何度も何度も勧誘をしている僕をめんどくさそうに緋織が見つめる


緋織は僕が勧誘をするといつも目線が遠くに行くんだ


まるで何か感情を抑え込むかのような、そんな感じ


仲良くなった博樹だってそうだ
絶対に僕には踏み込ませない、



“二人の絶対領域”|《テリトリー》



それに気づく度、少し心は沈んでしまう