太陽の笑顔、月の涙

それが俺の、 御影 緋織の人生の始まりだった


———「後からここが組だと知った。でも出て行こうなんざ思わなかった。」


「組員の奴らは突然現れた俺を世話してくれて、
喧嘩の仕方を教えてくれた。」


「どんどんどんどん強くなっていった。
汚い仕事もした。それでも俺は生きていた。」


「ただただ復讐を胸に生きてきたんだ。」


「ちょ、ちょっと待ってくれ。」


淡々と話す俺の言葉をやっと理解してきたのか、
顔が青ざめた伊織








「ああ、 俺は父さん母さんがなぜ死んだのか
誰に殺されたのか。 なぜ犯人が逮捕されたのか
全て知っているよ、 あの日からずっと。」






———俺が隠し続けてきた、あの日の真実