太陽の笑顔、月の涙

「綾牙さんと、親父だった。」


ふらふらと彷徨う夜の繁華街


路地裏から聞こえたうめき声が気になってそっちに行った


そうしたら返り血を浴びた二人の男がいた


それが綾牙さんと親父だった


「血まみれだったけど、不思議と恐怖心はなかった
むしろ好奇心といった方が正しいな。」


ふっと近づくと


「なんのようだ。 クソガキ。」


そういって凄まれたけど、全然恐怖心はなくて
むしろここでこの二人を逃せば大切な何かを失う気がしたから必死だった



「おじさんたち、 殺してほしい人がいるんだ。
やってくれる?」



それが俺の精一杯の言葉だった