太陽の笑顔、月の涙

ガチャリ


「もしもし 小野田です。
どちら様でしょうか?」


「———オノダ イオリ は預かった
返してホシケレバ、子供を、置いてコイ。」


受話器の隙間から漏れ出る声はまるで機械が読み上げているような無機質なものだった


「伊織はっ!?」


「イキテイル。 ハヤク コイ。」


ブツリ


無情にもすぐに切られてしまった電話


父さん母さんの顔はこわばっている


「父さん、母さん............?」