ポルターガイスト~封じられた扉~

今はネットから購入するようになっているから事実関係もしっかり調べられていそうだけど、昔の雑誌は本当に趣味で作っていたようなのだ。


信憑性があるかどうか、まだまだ不安は残っていた。


「返事が来るまでどうする?」


さっきから落ち着かない様子で公園内をうろうろと歩き回っていた杏美が言う。


「もう昼だから、ファミレスでも行こうよ」


そう提案したのは愛奈だった。


サイトでも色々調べて見たし、記者の人に連絡も入れた。


あたしたちに今できることは、自分の体の管理くらいだ。


「今日中に返事があればいいけどな」


広貴はスマホをポケットにいれて、立ち上がったのだった。