「あたし……なんだか変……」


眠気を訴えるために口を開いてみても、ロレツが回っていないのが自分でもわかった。


足元はふらつき、頭は真っ白な霧に覆われた感覚だ。


しかし、それはあたし1人ではなかった。


他の5人も同じようで、壁にもたれかかったり頭を振って眠気を飛ばそうとしている。


一体どうしたんだろう?


考える暇もなく、あたしはその場に崩れ落ちてしまったのだった。