ポルターガイスト~封じられた扉~

「あたしは愛奈だよ。悪夢の底からきたの」


愛奈がそう答えた瞬間、目玉が空洞になっていた。


真っ黒な穴からボロボロと黒い水があふれ出す。


あたしは悲鳴を上げることもできずにその光景を見ていた。


「やっと外へ出られたよ。これからは、悪夢の外でも、みんなとず~っと一緒だからねぇ?」




END