「そうかもしれないね。体は1つしかないんだから、きっと洋司君は一緒に成仏できると思う。でも、問題はどうやって成仏してもらうか、だよね……」


あたしが言うと、5人は黙り込んでしまった。


一番難しい問題だった。


「亜香里ちゃんは寂しかった。だからあたしたちはここに呼ばれたのかもしれないね」


杏美が呟く。


「友達が欲しかったってこと?」


そう聞くと、杏美は頷いた。


「そうだよ。だから、遊んであげればいいのかもしれない」


「遊ぶっていっても相手はポルターガイストを引き起こすんだ。簡単じゃないぞ?」


元浩が言った。


あれだけ家具を飛ばされたら、亜香里ちゃんと一緒に遊ぶところじゃなくなってしまう。