そろそろ節目かな。

死が近いんだって花の本数見たらわかるよ。

きっと私のお葬式は、棺桶に花なんていらないぐらい、大量の体から生えた花があるんだろうな。

死んだら柊は、私のこと忘れてくれる?

新しい出会いを見つけてくれる?

無理だよね。

「柊。」

「ん?」

「別れよう。」

「…また、喧嘩したいの?」

違うって言おうと思って君の顔を見上げたらね、君が大泣きしてるんだ。

やめてよ。泣かないで。

「きっとね、私の心臓だって、花まみれだよ。こんな体中に花があるんだから、体内は、花しかないんじゃないかなもうそろそろ死ぬんだよ私。」

「死ぬって言うなよ…。俺…ほんとに…お前しかいないんだよ…!」

「ごめんね。今ここで別れなかったら、柊は、いつまでも浮気してることになるよ?」

「しない…!」

「そうだよね…ちゃんと話さなきゃわかんないよね。」