まあ気付かれても仕方ないとは思う。
僕は何かと強くて無口な寡黙キャラが好きになるんだ。
そしてギャップがあって天然で…正に好み(推しの)ドンピシャと言う奴…。
『だがしかし僕は善逸くんが守りたい(真顔)』
雅「出たよ急な母性。」
『何度鬼殺隊に入って善逸くんを守りたいと言ったことか…。』
いやみんなほんと善逸くん見てみて欲しい。
守りたいっていう母性なのか加護力なのか分からないけど湧いてくるからほんと。
麗子「でも強いよね善逸。」
『それな…。』
雅「にしてもまさかこんな共通点がねぇ…。」
思ったよとても。
麗子「…じゃあ、本屋でも行って買いに行きますか?」
母の突然な誘いに思わずぐりんって音がするほど首を向けてしまう。
『良いんですか。』
麗子「確かこの時間のバスがあったはずだからー。」
…正直言って、よく『仲良し家族』と言われるが、そこまで仲良いとは言えない家の関係。
僕だけは二人の仲に入って行けず、孤独を感じ…それで、
…そこまで考えて頭を振る。
忘れろ、今は凄く嬉しいことが起ころうとしてるんだ、だから今だけでも忘れろ…。
麗子「よし、じゃあ行くから雅は着替えてー。楓も準備してね?」
『うん!!』
雅「嬉しそうだなおい。」
『冨岡さんが、』
雅「あーはいはい長くなるね分かりました。」
扱いが雑なのはこの際無視だ、あまりに嬉しすぎて涙が出て来そうなんだから。
でも泣いてはいけないの、僕は絶対に泣かないと決めているんだから。
『正直禰豆子と炭治郎の裁判の時はとりあえず冨岡さん以外殴り飛ばしてみたいって思ったよね。』
雅「分かるけどやめろw」
『だって!!禰豆子ちゃん!!』
雅「善逸かw」
可愛い子に目がない善逸くんと僕はどことなく似ている気がしなくもないというか。
勘違いしないで欲しいのは、僕はチャラ男ではなく女と言うことです(真顔)
麗子「よし、じゃあ行くよー。」
『まーって今行くから!』
雅「麗ちゃん待って!!」
今日という日はとても良い日になりそうだな。
なんて、思っていられるのはここまでだった。