こんな時に頼れる人物はふたりしかいない。
自室に引き上げ、まず幼馴染みに電話をかけた。
副社長との契約の経緯を確認したいし人柄についても教えてほしい。都合はあるだろうけれど緊急事態だ、時差もなにもかまっていられない。
圭太は今、ロサンゼルスに滞在している。
恐らく現地は朝の六時か七時前くらいだろう。
普段から早起きなので起きているはず。
けれど数回のコール音も虚しく留守番電話に切り替わってしまう。
既に家を出て出勤途中なのかと落胆する。
次に中学校時代からの親友である桝田亜由美に電話をすると、いつも通りの明るい声が響いた。
『もしもし、澪?』
「……亜由美、どうしよう」
聞きなれた声に緊張が解けて思わず情けない声が出てしまう。
『どうしたの? なにかあった?』
声の響きになにかを感じたのか、亜由美は心配そうに尋ねてくる。親友には引っ越しの件は伝えてあった。
「もうここに住めないの……」
突然まくしたてた私に驚きながらも話を聞いてくれた。
自室に引き上げ、まず幼馴染みに電話をかけた。
副社長との契約の経緯を確認したいし人柄についても教えてほしい。都合はあるだろうけれど緊急事態だ、時差もなにもかまっていられない。
圭太は今、ロサンゼルスに滞在している。
恐らく現地は朝の六時か七時前くらいだろう。
普段から早起きなので起きているはず。
けれど数回のコール音も虚しく留守番電話に切り替わってしまう。
既に家を出て出勤途中なのかと落胆する。
次に中学校時代からの親友である桝田亜由美に電話をすると、いつも通りの明るい声が響いた。
『もしもし、澪?』
「……亜由美、どうしよう」
聞きなれた声に緊張が解けて思わず情けない声が出てしまう。
『どうしたの? なにかあった?』
声の響きになにかを感じたのか、亜由美は心配そうに尋ねてくる。親友には引っ越しの件は伝えてあった。
「もうここに住めないの……」
突然まくしたてた私に驚きながらも話を聞いてくれた。

