女性の手に握られているのは、拳銃。 ……殺される。 あの人は1人で、まわりに仲間はいなさそうだけど……暁を支えたこの状況では逃げきれない。 ……だ、だめだ。 簡単に諦めちゃ、だめだ。 考えろ、考えろ、私……。 なにか、いい方法があるはずだ。 固まって動かない体。 それでも、私は必死に頭をフル回転させ……ゆっくり口を開く。 「わ……私は大人しく言うこと聞く。どこにでもついて行くしなんでもする……。だから、暁にはなにもしないで……」 まっすぐに目を見てそう言った。