泣いても血がとまるわけじゃない。
私がこんなことしてる間にも血は流れ続けて、死んでしまうかも……。
「月城岳……っ、おまえは、俺が……」
月城岳を追おうと何度も立ち上がろうとする彼。
それでもやっぱり立てなくて、私に寄りかかる。
「動くなバカ……!血が出てるから……っ」
「……月城岳っ!」
私の言葉など彼は耳を傾けず。
月城岳の後ろ姿を見て、何度も立ち上がろうとする。
この男は、自分のケガの状況をわかっているのか……!
私は思いっきり自分のおでこと彼のおでこをぶつけて、頭突き。
直後、激しい痛みがおでこに……。
不安と恐怖、その痛みもあり、ぽたりと涙がこぼれ落ちた。
「動かないでって言ってるじゃんバカっ!!」



