強く唇を押しつけられて、しっかり伝わってくる感触。
角度を変えて、何度も重なる。
彼の胸を強く押し返すけれど、まったく敵わない。
この男、私の話を聞く気も私のペースに合わせる気もないのか……!
いったんとまってほしくても、口の間から差し込まれた濡れた感触。
キスは深くなるばかり。
「……やぁっ」
せめてもの抵抗として舌を絡ませないようにしても、すぐに絡めとられる。
胸を押しても動かないし、どこにも逃げ場なんてない。
一度つかまってしまえば終わり。
……息がもたない。
そう思っても、彼は呼吸のタイミングすら与えてくれず。
なんとかタイミングを見て息を吸う。
けれど、充分に息が吸えたわけではないからすぐに息が上がり、上下する肩。
熱くて、身体中に熱がすぐにまわって……。
また、以前のようになぜか体の力が少しずつ抜けていく。
抵抗する力なんかなくなって、必死に暁のシャツをつかんでキスを受け入れた。
「ん……ぁっ」
ぼうっとしてくる頭。
恥ずかしくて抑えようとしていた声も、抑えられない。



