『千夏、』



《はい》



『お主を、』



『ごくり』



おい、誰だごくりって口で言ったの。



『このニュージーランド代表選考合宿への
参加を許可するぅぅぅうー!!!』



『どんどん』
『ぱふぱふ』
『いぇーい』



口でやるな口で



《監督》



『なんじゃ?』



《謹んで》



3人がクラッカーを構える。



まて、どっから出した。



《お断りさせていただきます。》



ばーん。



『『『『.....へ?』』』』



『わかった。』



《ごめんね、まだ学校あってるから》



『それなら仕方ない』



《公欠にもならないなら
受験生の年に休むわけもいかなくて》



『至極真っ当だ。
じゃあな』



《うん、レオもがんばって》



『おう』



プチ。



千夏との電話を切って4人に向き直る。



『だから言った、、ろ、、


って、何やってんだ』



全員、試合に負けた時以上に悲しんでる。



おい待て、カイン、やめろ、



お前が床を叩いてるとシャレにならん。



おいエル。



女に電話するな、合宿だ。



じいさんとサンスは大人しくて良い。



『なぜ、なぜじゃぁぁぁあ!!』



『俺たちに魅力がなかったのか!』



『ふふ、大丈夫、
俺にかかれば女はイチコロだ』



『エル、千夏に関しては
エルはイケメンだけど残念すぎて無理。
と言っていたぞ』



『千夏!!!!!』