『なにを言っとる嬢ちゃん。
ニュージーランドは世界ランキング3位じゃぞ!強いぞ!』



『へーなのに蹴れないなんて呆れた』



『そう言いなさんな』



大きくため息をついて
紅白戦が終わたチームを見る。



フィールドの近くにはたくさんのファンがいて、
さっきの11番をよく呼んでいる。



まぁ、顔はいいし人気なのかな?



『爺さん』



『おぉー!レオ!どうじゃ調子は』



噂をすればなんとやら
ほんとに来たよ



『悪くない』



『そりゃあ、良かった!


ほれほれ、じじいなんかに構ってないで
熱烈ラブコールの彼女たちに行かんかい』



『めんどい』



『そんなこと言うもんじゃないぞ


ほれ、嬢ちゃん。
サインかなんか貰わんでええのか?』



そう言われたのでフィールドを見ていた目を
レオと呼ばれた男に移す。



『下手くそに興味はないわ。


サイン貰うならバイデルさんがいいわ』