『ねぇ、レオ』



『なんだ。』



『彼女にデリカシーないって、
言われたことない?』



『ないな』



『はぁ!?嘘でしょ!?


昨日言ったこと忘れて
頭撫でてくるくせに!?!?』



『彼女と別れたのは大抵
構ってやれないのと、


俺がめんどくさくなって振ったのだ』



『有名人は取っかえ引っ変えでいいですねー』



『お前はモテないのか?』



『喧嘩売ってる???』



『まぁ、こんなお転婆なら彼氏も大変だな』



『うるさーい!!
レオだって彼女に迷惑かけてるでしょ!!』



『残念だが今はフリーだ。』



『え?やっぱりこの国に人探しに来たから?』



『あぁ、それに今は日本にいるんだ。


この間までアイルランドにいてそこにも
彼女がいたが、


日本に来てまで付き合う価値はないな』



『え、最低。


愛し合ってなかったの?』



『愛していたと思うぞ。


まぁ、お前みたいな気軽なやり取りは
ほとんどしたことはないが。』



『へー、肩苦しい関係だったんだね』



『まぁな』