ニヤニヤとするエルの反比例する様に
事情を知っている前大会からいるメンバーは
そくさくと逃げていく。



『嫌なグループ名だな』



『お、ユニット作る?』



『俺歌うー!』



『無駄な歌唱力でな』



『ふふ、ラガーマンやめて歌手?』



『出来る!?』



『顔』



『んだと!!カイン!!』



『まぁ確かに!
俺やレオレベルの顔がないと!』



『イケメン滅べ!!』



『俺は何も言ってない』



『まぁ、レオもエルも俳優していいレベルの
顔立ちよね。


無駄ね』



『そーだ!そーだ!』



『そーゆー千夏は?


海外でも活躍できるレベルの美人さんなのに』



『無理だぜカイン
千夏は有名になること大っ嫌いだもんな』



『サンスの言う通り。
だから俺達は外であんまり話しかけれない』



『レオは例外なのか?』



『俺もだよ』



『別に、有名にならないならいいのよ』



『『『『それは無理』』』』



『知ってるわよ。
4人とも無駄に有名だもん。』



『1番有名なのはレオだよな』



『この中で?』



『この中で』



サンスとカインの掛け合いにより
4人がじっくりとレオを見る。



無駄にいい顔立ちと引き締まった体。
そこらの俳優と並んでも見劣りしないレベル。



『イケメン滅べ』



『はぁ、もういいだろ、シャワー行くぞ』



『『『『はーい』』』』



レオの背中について行く。



あぁ、ほんとに帰ってきた。