練習試合だと言ってもすごいぶつかり合いだ。



また、左が空いてる。



レオルド・スミスがそこへボールを蹴る。



通った!!



あれ?



レオルド・スミスの仲間はそれに反応出来ず
相手チームにボールが渡る。



『ふん』



はぁ???



鼻で笑ったかこいつ!!



『ふん!


1回1回蹴りあげる時にバラツキが
ありすぎる人に笑われても』



『....やはり、お前か』



『はぁ!?』



レオルド・スミスがゲームを無視して
こっちへ向かってくる。



え?え?



ついに怒った!?!?



「おい!スミス!!!」



え、え?



選手達が声をかけるが
レオルド・スミスの足は止まらない。



グイッ



腕を捕まれ中腰になる。



え、ちょ、顔近!



レオルド・スミスの綺麗な顔が
目の前に広がる。



鼻と鼻がぶつかる!



『やはりお前が、千夏か』



「え?」



今、名前