shortstory。

『伝説のお姫様』


物心がついたときから、私はお姫様だった。

裏の世界の…まぁ表の世界でも令嬢だけどね

それが、わかるのは中学2年のとき。

幼なじみの珠希と京華と一緒に帰ってる時。

そう。拉致られたの。

まぁ私は裏の世界のお姫様でしょ?
だから喧嘩はできるんだけど。

力が強すぎて、お兄にとめられてんだぁ。

まぁこの事をしってるのは、

幼なじみの、2人と家族、組だけ。

なんで組だって?

ああーそれはね。

お父様が組の組長だから。

私の家は中野組。

まぁ裏の世界はヤクザなんだけど、

表の世界は

お母様の会社。
大手企業なの。上條ホールディングス。

まぁその話は置いといて。

後で話しましょ。笑笑

まぁなんで、拉致られたかっていうと…

お兄の族の黒蘭だからまぁいわゆる姫ってやつ

彼女でもないのに姫ってなんで?って思うでしょ。

それは…私も分からないの…

私には、私が分からない部分の記憶があるの
その部分が欠けてるの…

何故記憶を無くしたまま過ごしてるのかも。

多分…この事を知ってるのは…お父様とお兄だけ。後…多分総長も…

でも私が知ってる限り記憶は。

誰かと…手を繋いでるの…

それに…手を繋いでる人は私を優しい目で見てるの…

私この人と付き合ってるのかな…

思い出したいのに…
・(さら)
((桜蘭…無理に思い出すな…必ず俺はお前を待ってる。案外近くにいるぞ。お前を待ってるやつ))

お兄が言ってわ…そうだ無理に思い出さなくても必ず思い出す。

それで、そんなことを考えてたら。

私が入ってるお兄の族。紅蘭が来たの

私を助けにきたの。
本当は倒せるけどね。まぁなんせ世界No.1だから私は。
紅蘭は全国No.1だよ。
そう。私の方が強いの。笑

なんで、私は幹部じゃなくて姫なのかは
多分…記憶が戻ってからかな。

多分だけど…姫って肩書きだけど、多分影の幹部だと思う。

これはきぃ君が言ってた。
あっ、きぃ君は総長だよ。

なんか今の呼び方は嫌とかいってるけど、
だってさ前の呼び方はきぃ君の彼女さん限定だったんだよ。なのに私よんでたんだよ?

でも何でよんでたんだろ…

((黒蘭…は桜蘭の影の通り名だ…))

ズキッ

ッアッイタッイ…

倒れる…バタッンッ…

さらぁぁ…

誰かが呼んでるお兄かな…

(さら。早く行くぞ。お前はいつも遅い…
(お前はいつもずっとそばにいろ。
(俺はお前が大好きなんだよ。
(桜蘭!!俺だよ!!つきだよ!))

あぁ…記憶の映像が次々に…流れてくる…

私は大切な事を忘れてたんだね。

そのせいで、喧嘩も出来なかった。

それを、いつもつきくんは助けてくれた。

パチッ

ここは?…どこ?

目覚ましたか…さら。

…つきくん…

さっさら!?

今なんて言った。

つきくん!!
思い出したの。泣
ごめんなさい。忘れてて

さらっ泣
ギュッ。

泣くな。俺は怒ってない。
おかえりさら。これで黒蘭の復活だ。

あぁそうだね。

つきくん…私の服…

忘れてねぇぜ。ちゃんと持ってきた
ホラッ

ありがと。敵は?

まだだ。あいつらが片付けてる。

じゃあ片付けにいますか。

おぉ。桜蘭…愛してる。

チュッ…

えっ/////つきくん!!




バンッ

つき!

えっ黒蘭!?

桜蘭!!

みんな!!

ただいまぁ!記憶戻った!!



これで。私の記憶が戻る前と戻った時のお話です。

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fin。