守り続ける…俺のそばで!

「俺は今は教師だけど…4年前は医者だった」

「え!お医者さん⁇」

繋がらない…

「お前のお母さんが最初に病院に搬送
された時、主治医が親父だった
俺は研修医で親父の元で勉強していた」

「まさか!大川先生って!」

「そう俺の親父! そしてあの病院は
うちの病院なんだ!」

繋がった

「お前親父に色々相談してたみたいだな⁇」

何で⁇知ってるの⁇

「はい!大川先生には本当にお世話に
なりました!私には相談する人が
いなかったから…」

「定時制の事も相談して決めたんだろう⁇」

「はい!母の余命を聞いて…学校を辞めようと
最初に相談したのがきっかけで…
あの時は大川先生にお母さんが悲しむから
学校は続けなさいと言われたんです
だけど…母が亡くなって…もう…
学校に行く気もしなくて…
大川先生は反対せずに
定時制の高校を教えてくれたんです」

「うん!親父から全部聞いた
だから俺も…お前の学校に入ったんだ」

はあ⁇どう言う事⁇

「えっ!どういう事ですか⁇」

「まあびっくりだよな!お母さんが
亡くなったあの日お前…
病院の屋上に行ったよな⁇」

「はい…それをどうして⁇」

「あの時お前病室で泣かないで…
親父に頭を下げてたから…
それから病室を出たから
跡をつけた…悪い…
そしたら屋上に行って声を殺して泣いてた
俺…あの姿を見て…
お前を守りたいと思ったんだ
あの姿が目に焼き付いて離れなかった」

「先生!屋上にいたんですか⁇」

「ごめん!お前が病室に戻るまでいた
泣くだけ泣いたら涙を拭いて
毅然とした感じで病室に戻ったから…
余計目が離せなくなった
だからずっと傍にいたいと思ったんだ
あれからお前を見てきた
少しづつ笑顔が戻って嬉しかった
まあ俺は嫌われてたけどな…」

「すみません…」

「はあ⁇本当に嫌ってたんだ…へこむ…」

「あっ!すみません…」

「いや!大丈夫だ
せっかく笑顔が戻ったのに…
また大切な人を亡くして…
お母さんの時…本当は傍に行って
抱きしめたかったけど…
出来なかったからかな
無意識にお前のアパートに行ってた」

先生の話を聞いて涙が止まらなかった
こんなにも私を見守ってくれてたなんて
先生も親友の勇さんを失って辛かったはず

なのに…

「先生…」

言葉が出なかった