いつの間にか夕方になっていた

いつぶりだろ こんなにもゆったりとした
時間を過ごしたのは…

「先生…」

「なんだ」

「今日はありがとうございました」

「急にどうした⁇」

「私こんなにもゆったりと過ごした事が
なかったから…先生がいなかったらずっと
部屋から出られなかったかも…」

「そうか…それは良かった
俺はいつでも傍にいるから」

頭を優しく撫でてくれた

私…先生が好きだ
今…気づいてしまった

いや!気づかない振りをしていたかも…

「あのさあ…」

先生が言ってきた

「はい⁇」

「うん…明日約束してた土曜日だけど…
どうする⁇」

「大丈夫です!友美に最後の
お別れをしてからでもいいですか⁇」

「うん!俺も勇にお別れしてから…
じゃあ連絡するから」

「はい!じゃあ私これで帰りますね
本当にありがとうございました」

「あっ!送って行くよ!」

私はコクリとうなづいた