私を包むその香り。 少しだけ汗ばんだ背中に触れると、その息遣いを掌(てのひら)に感じた。 その全てに、私の心はまた彼を求めて再び疼きだす。 どちらからともなく再び見つめ合うと、 彼の唇に優しく触れるようにキスをする。 私の胸の中にある想いを注ぎ込むように、その背中に回した腕に力を込めた。 その唇が離れる直前、彼の手が頬に触れたのを合図に雪崩れ込むように深いキスに変わる。 私達はお互いの体中の血が混ざり合っていくように、再び深く求め合った。