そろりと隣を見ると、時計に目を落とす悪魔。 こちらに気付き、バチっと目が合った。 『なんだ?』 こ、こわいいいいいいいいい!!! 「いや、なんでもないです…」 もう無理!ゲームしようゲーム! 鞄に手を入れて、スマホを探す。 『日比野は…休みの日は普段何をしてる?』 隣から低い声が降ってきた。 え、まさか、会話するんですか? まじですか…? 鞄に手を入れたポーズのまま固まる。